エレコムのペーパーライクフィルム(ケント紙タイプ)を1年以上使ってみたので、レビュー記事を書いてみました。
私はiPadでイラストを描きたくてiPadを買ったのですが、Apple Pencilで描く時の描き心地がアナログの時とあまりに感覚が違っていて(当たり前なんですが…)最初は戸惑いました。
「iPadでの描き心地をアナログに近づけるにはどうしたらいいんだろう」と悩み、色々調べるうちにペーパーライクフィルムというのがある事を知りました。
私はエレコムのペーパーライクフィルム(ケント紙タイプ)を買って一年以上使っていますが、今のところ何不自由なく使えています。
私のレビューがペーパーライクフィルムを買うか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
【iPad】エレコムのペーパーライクフィルム(ケント紙タイプ)レビュー
アナログに近い描き心地を実現
「ケント紙に書いているような感覚?」と言われるとちょっと違う気もしますが、でもApple Pencilがカツカツ画面に当たらないし、圧倒的に絵は描きやすくなりました。
完全にアナログの感覚とまではいきませんが、ペーパーライクフィルムによって満足できるレベルの描き心地にはなりました。
エレコムのペーパーライクフィルムを貼って描いた作品紹介
参考になるかわかりませんが、ペーパーライクフィルムを貼ってお絵描きアプリのProcreateで描いた絵を載せておきます。
細かい表現もしやすくなりました。
画質は?描いた線がはっきり見えて描きやすい
私は全く気にせず一年以上使っていますが、「ペーパーライクフィルムを貼ると画面が見にくくなるのでは?」と心配している方も多いかもしれません。
私個人の感想としては、ペーパーライクフィルムを貼った事で光の反射や映り込みを抑えられ、描いた線もはっきり見ることができるようになりとてもイラストが描きやすくなりました。
ただ、ペーパーライクフィルムは紙に描くようなタッチを実現するために表面に特殊加工が施してあるので、iPad本来のツルツルの画面はどうしても失われてしまいますね。
フィルムを貼らずにペーパーライクな描き心地を実現する方法
もしペーパーライクフィルムを貼るのが嫌で、それでもペーパーライクフィルムのような描き心地を求めるのならペン先だけ変える手もあります。(Apple Pencilのペン先は回すと外すことができます。)
こちらの商品は、色が黒く手元が見やすくてApple Pencilの第1世代にも第2世代にも対応しています。
ただこの商品は、純正のApple Pencilチップよりも消耗しやすいところが欠点です。ちなみに、純正の予備のペン先はApple Storeなどで2,200円(税別、4個入り)で購入可能です。
ペン先の消耗は?1年使用しても問題なし
ペーパーライクフィルムを使う前に心配した事は、普通のフィルムと違ってApple Pencilのペン先が削れやすいのではないかという事でした。
しかし、一年以上イラストを描いてきましたが私の場合は今のところ問題はありません。(ペン先から金属が出てきたとかはまだ無いです。)
私は大体1日平均1〜3時間くらいの使用頻度です。筆圧も普通です。
※使用頻度や力の加え方によってペン先の消耗具合は異なります。
エレコムのペーパーライクフィルムの種類
ペーパーライクフィルムの種類は大きく分けて
- イラスト用(紙のざらざら感を再現)
- 文字用(紙の沈み込みを再現)
の2種類あります。
そしてイラスト用の中でも上質紙タイプとケント紙タイプがあります。
上質紙の方がケント紙よりザラザラ感が強めなので、Apple Pencilのペン先の消耗は早いと思い私はケント紙を選びました。
それと、iPadを指でスワイプする時などあまりざらざらした触り心地だと嫌だと思いました。
ペン先の消耗を抑えたい人はケント紙タイプを選んだ方がいいと思います。
逆に、しっかりとした描きごたえを求める人は上質紙タイプを選ぶと良いかと思います。
ケント紙タイプと上質紙タイプの違いは以下の表がわかりやすいので参考にしてみて下さい。
▼こちらは上質紙タイプです。
ペーパーライクフィルムの貼り方のコツ
エレコムのペーパーライクフィルムは貼りやすい工夫が多い
エレコムのペーパーライクフィルムは、時間の経過とともに気泡が目立たなくなる特殊吸着層を採用したエアレスタイプです。
小さな気泡ができたときには、指などで押し出すことで気泡を抜くことができます。
ペーパーライクフィルムの他に、フィルムがキレイに貼れる専用ヘラと、クリーニングクロス、ホコリ取りシールが付属していたのでそんなに器用でない私も綺麗に貼ることができました。
Amazonのレビューを見ると「貼る時に傷だらけになった」などと書かれているのを見ましたが、説明書をよく読んでその通りに貼れば綺麗に貼れると思います。
きれいに貼るにはホコリに注意!
フィルムと液晶画面の間に気泡が入ってしまう大きな原因はほこりの混入となります。
エレコムのペーパーライクフィルムは時間の経過とともに気泡が目立たなくなる特殊吸着層を採用していますが、それもホコリがあると台無しです。
まずは液晶画面の汚れやホコリを貼る前にきれいに拭き取っておくことが重要です。
その上でセロテープなどを使って位置決めを行っておくとズレを防ぐことができます。
絶対にほこりを付けたくないという方は、ほこりが舞いにくいお風呂場で作業するのがオススメです。よりホコリを舞いにくくするためには、お湯を貼ったりシャワー後などの湿度がある状態で行うのがベストです。
有料の貼り付け代行サービスあり
どうしても自分でキレイに貼る自信がない方は、主要な家電量販店で受けられる有料の貼り付け代行サービスを利用しても良いかもしれません。
家電量販店で購入した際に有料の貼り付けサービスを受けましょう。
ビックカメラでは1枚1,500円(税抜)でやってもらえるそうです。
https://www.biccamera.co.jp/support/counter/smptablet/
まとめ(エレコムのペーパーライクフィルム ケント紙タイプ レビュー)
エレコムのペーパーライクフィルムは1年以上使っていますが大変満足しています。買ってよかったです。買って良かったと言うか、買わないとiPadでイラストを描くのを断念していました。
先ほども書きましたが、耐久性等は人それぞれ(筆圧、使用頻度など)な部分もありますが私は一年経った今でもまだまだ満足して使える状態です。
それと、ひとつ確実に言える事は映像等のコンテンツの視聴がiPadの主な使い道なのであればペーパーライクフィルムは全くおすすめ出来ませんのでご注意ください。
最後まで読んで下さってありがとうございました!参考になれば嬉しいです。