自分のイラスト・写真の盗用防止のために何か対策していますか?
自分がせっかく頑張って制作したイラストや写真が勝手にどこかで使われていたら悲しいですよね…。実は身近に存在する問題なんです。
本記事では未然に盗用から作品(イラスト・写真)を護るために出来る事、Photoshopで作るウォーターマークの作り方を紹介します。
自分の作品を二次利用から護る有効な手段を知りたい方は是非ご覧下さい。
【画像・イラストの盗用防止】ウォーターマークの作り方
ウォーターマークとは?「透かし」の事
ウォーターマークは正式名にはデジタルウォーターマークと言います。つまり透かし(電子透かし)を意味します。(英語の「watermark(ウォーターマーク)」の直訳は「透かし」です。)
例えば、Adobe Stockにアップされているイラストには正式に購入されるまで上の画像のように中央に「Adobe Stock」という文字がうっすらと見えます。これがウォーターマークです。
盗用防止だけじゃない?ウォーターマークの効果
ウォーターマークを入れる事で得られる効果は、盗用防止だけではありません。
- 盗用の防止・抑止
- ブランディング
画像にロゴや文字を入れる事でブランディングにもなります。
ウォーターマークの作り方
1、ウォーターマークを入れたい画像(イラスト・写真)を用意
今回は、Photoshopを使ってウォーターマークを画像に入れる方法を解説します。
まずは、ウォーターマークを入れたい画像(イラスト・写真)を用意します。
2、Photoshop「テキストツール」を使って文字を打ち込む
写真をPhotoshopで開き、「テキストツール」を選択し、ウォーターマークを入れたい箇所をクリックして文字を打ち込みます。
テキストのフォント・色・サイズは文字ウィンドウで編集することができます。
(文字ウィンドウは、メニューバーの「ウィンドウ」→「文字」で表示できます。)
3、オプションバーに表示されている○をクリック
ウォーターマークとなる文字を入力し、フォント・色・サイズを文字ウィンドウで整えたら、オプションバーに表示されている○×の○をクリックします。
ウォーターマークの位置を変えたい場合は、「テキストツール」から「移動ツール」に変更して、位置を自由に変えます。
また、テキストのレイヤーを選択した状態でメニューバーの「編集」→「自由変形」でロゴを傾けたり、回転させることができます。
4、ウォーターマークの透明度を変更→完成!
ウォーターマークの透明度は「レイヤーウィンドウ」の「不透明度」の%を調整して変えられます。(私は、描画モードを「減算」・不透明度「25%」にしました。)
すべての調整が完了したら完成です!
盗用されている事に気が付いた時の対処法
ウォーターマークは完璧な二次利用・盗用防止策では無い…
残念ながら、「ウォーターマークを入れれば絶対に盗用されない」という事ではないんです…。画像編集ソフトでウォーターマークを消す方法は実はいくらでもあるのが現状です。
ウォーターマークを付ける以外に、作品の二次利用・盗用を防止する方法として
- 右クリック禁止:マウスの右クリックができないようにwebサイト側で制限
- コンテンツの一部選択、全選択禁止:ドラッグ操作や文章と画像の選択をwebサイト側で制限
などの方法があります。ただ、完璧な二次利用・盗用防止策は今の段階では無いと言っても良いかもしれません。
もし二次利用・盗用に気が付いたら?対処法解説
証拠を用意(スクリーンショットなど)してGoogleに報告
これは、盗用先がwebサイト(もしくはブログ)の場合にのみ有効な方法ですが、盗用されているのを発見したら、まずはそれをスクリーンショットなどで画像保存して証拠をとっておきます。それと同時に、盗用された画像のオリジナルデータを自作を証明するための証拠として手元に用意しておきましょう。
次に、Googleに報告し、検索対象から削除するように依頼します。
PIXTAにアップしたストックフォトが盗用されていた場合の対処法
たまにストックフォト・ストックイラストが不正利用されている場面に出会してしまう事があります。(思いっきり「PIXTA」とウォーターマークが入ったまま使われていたり…等)
PIXTAでは、PIXTAの素材が不正に利用されていることを発見した時に報告するフォームがあります。報告しておくとPIXTAで内容を確認後、必要に応じて対処してもらえます。
▶︎自作が不正利用されていた時の報告フォームはコチラ(要ログイン)
ちなみに、自分の作品でなくても報告する事は可能です。
▶︎自作以外が不正利用されていた時の報告フォームはコチラ
最後に
先ほども言ったように、「ウォーターマークを入れれば絶対に盗用されない」という事はないです。ただ、ウォーターマークを入れておくことで、盗用や二次使用の抑止力にはなるはずです。
画像が盗用される前に、ウォーターマークを活用してみてはいかがでしょうか。
以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました!