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【絵が上手くなる方法】上達のコツ

絵が上手くなる方法
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絵が上手くなる方法って、近道はないんですよね……でも!コツコツ継続して行けば必ず上手くなります!

何事も上達のコツがあります。絵が上手くなるためのコツや気を付けたほうが良い事を紹介していきます。絵が上手くなるためのかなり基本的な考え方を紹介しますので、初心者の方や小学生・中学生・高校生、そしてもちろん社会人の方にも参考になると思います。

この記事はこんな人にオススメ

  • 絵が上手くなる方法が知りたい
  • 絵が上手くなるために注意した方が良い点が知りたい
  • 絵が上手くなるために今すぐ取り組める事が知りたい
よしだ
よしだ
少しでも参考になれば嬉しいです!!

【絵が上手くなる方法】上達のコツ

よく見る、観察する

よく見る、観察する

絵が上手くなるのに一番大切な事は観察力ではないでしょうか。

私も含めたいていの人は、物事を自分が見たいようにしか見ていません。それは100%悪い事ではないのですが、絵を描く時には見たい様に見ているだけの自分をいかに疑って脱する事が出来るかが絵が上手くなる鍵になります。

例えば花瓶の中に花が入っている様子を描くとします。特に珍しくも何ともないモチーフですが、まずは先入観を捨ててじっくり観察します。「じっくり」の具合は、1秒手を動かすのに10秒観察の時間を取るくらいじっくりです。1:10です。10秒手を動かすのに100秒は必要です。 絵の上手な人ほど描き出す前に本当にじっくり観察します。自分が描く方向からは見えない裏側からもモチーフを見ておく事した方が良いです。

結局、どれぐらい観察できたかが最終的な絵のクオリティを左右します。

五感を使って観察する

可能であれば、五感をフルに使って観察する事をオススメします。五感とは、視・聴・嗅・味・触の五つの感覚の事です。

観察は見るだけではありません。触ってみてどんな感触か、嗅いで見てどんな匂いがするか、モチーフによって味わえるものなら少し味わってみるのも良いと思います。

ワン蔵
ワン蔵
え?そこまでする必要あるの?
よしだ
よしだ
「花びらが想像より柔らかかった」「花瓶を持ち上げてみたら見た目より軽かった」など小さな驚きがあるかもしれないよ。そんな些細な事が、実は見たい様に見ているだけの自分を脱する鍵になるんだ。

当然のことですが、モデルさんに来てもらって描く場合にモデルさんに触ったり必要以上に近付くのは厳禁です。モデルさんは物凄く集中してポーズをとってくれています。それを邪魔する行為は絶対にしてはいけません。

資料を揃える

実際のモチーフ、描く対象を目の前に用意してそれを徹底的に観察して描ける状況でない場合もありますよね。 そんな時は、やはり充分な資料を揃えるべきだと思います。 絵が上手くなるには、圧倒的な観察量によって見たい様に見ているだけの自分からいかに脱することが出来るかにかかっているからです。

何も見ないでもサラサラと描ける人に憧れてしまいますが、そういう人たちも初めは圧倒的な観察の訓練を積んでいます。その観察の情報が自分の中に蓄積されているから何も見ずにある程度のクオリティの絵を描くことが出来るのです。

一枚一枚完成させる

これは私が美大受験予備校に通っていた時にずっと言われていた事なんですが「必ず一枚一枚完成させなさい」と言われました。

よしだ
よしだ
私が通っていた予備校は未完成と判断されると一切批評やアドバイスしてもらえなかったなぁ…苦い思い出(笑)

でも、そもそも未完成だと美大の入試では落ちるのである意味正しい対応なのですが、それ以上に未完成ばかり積み上げても実力がつきにくいのです。

ワン蔵
ワン蔵
え?じゃあ完成ってどこまで描けば完成なの?判断が難しいなぁ
よしだ
よしだ
確かに完成・未完成の判断基準って難しいよね。私は「まだこの先がありそうだな」と感じさせるものは全て未完成だと思っているよ。

全体を捉える 細かい部分は後回し

絵を描き慣れていない人は、全体を捉える前に細かい描写に移ってしまいがちです。 実際細かい部分って描くの楽しいです。でも全体を捉えてからでないと最終的にバランスがおかしくなって、結局仕上げ段階の直前になって色々と修正・調整が必要になり無駄な時間が必要になってしまいます。

全体を捉える時のコツは、構造を意識する事です。

よくYouTubeなどで端から全力で細かい部分も描き始めて最後まで完成させる人とか見ますが、あれはかなり練習を積んだ卓越した技術ですので絵の初心者は真似しない方がいいです。

質感表現 画面に寄って描く

全体を捉えられたら次は質感表現に移ります。質感表現は絵のクオリティーを左右する大事な要素だと思います。 ざらざら、ツルツル、フワフワ、さらさら…など、絵の対象物の質感にこだわることは大切です。

例えば、人間の顔1つとっても色々な質感があります。肌のスベスベした質感や、唇のしっとりした質感、眉の毛がフサフサと生えている質感、眼球の水分量が多い質感。これらを描き分ける意識が大切です。

質感表現以外に、どっしりとした重さや風に吹かれたら飛んでいきそうな軽さなども表現できたらより良い絵になると思います。

一枚の絵の中にその様な細かな違いを描き分けるためには、やはりそれを自分がしっかり観察出来ていて知っていなければ描き分けることは出来ません。

ワン蔵
ワン蔵
なるほど!だからさっき五感を使って観察する事が大事だと言っていたんだね!

冷静になる時間を作る

冷静になる時間を作る

絵が上手くなる秘訣に、いかに自分の絵を冷静に見れるかも大切だと思います。

熱中して描いていて、「よく描けたなぁ」と思って翌朝改めて見たらひどい仕上がりだった、なんていう事はありませんか?

翌朝まで寝かせておけるならまだ良いのですが、美大受験生時代は数時間でデッサンを仕上げていかなければいけないので早急に冷静な目が必要になります。その時はいつも一旦席を離れて距離を取って自分の絵を見ていました。

冷静になるためにできる5つの事
  1. 離れて見る
  2. 自分が目指す絵や憧れの絵を見た後、改めて自分の絵を見る
  3. トイレに行く、もしくは手を洗いに行く
  4. 時間が許せば一旦寝て翌朝改めて見る
  5. 自分以外の人に見てもらってアドバイスをもらう

「他人の目は自分の目より10倍厳しい」心得る

突然ですが、「私って自分に甘いな」と思います。特に絵を描いている時甘くなりがちです。単純に客観性を失っている場合が多いです。絵を描いている途中に「あれ?ちょっと変かな?」と思う事ってよくあります。そういう時に

「まあ、そんな気にするほど変じゃないか」
「描き直すの面倒くさいし」
「誰も気がつかないだろう」

と自分に言い訳して修正せずに描き進めてしまう事ってあると思います。でもそれは結構危険です。それをすると当時受験生だった私は徹底的に講評会(描き終わった後、全員のデッサンを壁に並べて先生がコメントしてくれる会。)でダメ出しされてました…

先生
先生
ダメな所が気になり過ぎて他の良く描けている部分が目に入らなくなる。他人の目は自分の10倍厳しいと思って描きなさい

これはいまでも真理だと思います。 この場合の他人は絵の訓練をまったくしてない人にも当てはまるのが怖い所です。つまり「この絵、なんか変だなぁ」というのは誰にで感じられるのです。違和感をうまく言語化出来ないだけです。

デッサンって、この「変だな」という箇所を見つけて修正していく作業の繰り返しなのかもしれません。この地道さが苦しいんですよね…

【人物画のコツ】身体の比率、骨格と筋肉の付き方を知っておく

大学に入ってから美術解剖学という授業があったのですが、この授業を受けてから人物画が圧倒的に描きやすくなりました。(受験生の時に勉強しておけば良かったと思いました。)

物凄く詳しく勉強する必要はないのですが、サラッと骨格や筋肉の付き方を知識として学んでおくだけで人物は圧倒的に描きやすくなると思います。

特に、身体の比率(体に対する腕の長さの比率、顔と手の大きさの比率など)は個人差はありますが大体同じ様な比率ですし、他人が見て自然に見える比率というのは確実にあります。それを一度覚えておくのはとてもオススメです。

今は美術解剖学の良い本がたくさんありますね。オススメはこれです↓↓↓

他者から学ぶ

他者から学ぶ

良い作品をたくさん見る

やはり良い作品をたくさん見るのは大切だと思います。ネット上でも素晴らしい作品はたくさん見られますしね!「こういう作品好きだな」という作品を自分の中にたくさん持っておくと良いと思います。

今はデジタルで描く人が多いですが、アナログの作品も美術館やギャラリーなどに実際足を運んで観る機会があるととても勉強になると思います。実際に自分の目で見る作品は感動の深さが違います。実際の作品を見るコツは、1つの作品を近くで観た時と、遠くから観た時の違いを味わう事です。

ワン蔵
ワン蔵
同じ作品なのに遠くから観た時と、近くで観た時とそんなに違いがあるかな?
よしだ
よしだ
これが全然違って観える時があるから面白いんだよ!ぜひやってみることをオススメするよ!

上手い人の手元から学ぶ(YouTubeなど利用)

世界中の絵が上手いがYouTubeやSNSなどで描き方を公開していますよね。上手い人がどう描いているか見るのはとても勉強になります。

デジタルでもアナログでも、どう描き始めてどういう終わり方をしているのか観察して見ると多くの気付きがあります。

教室に通う

誰かに教わるというのはやはり上達が速いです。自分だけでは気が付けない事を冷静に指摘してもらえる環境は上達を速めます。

私は絵の基礎を美大受験予備校で学びました。正直、二度とやりたくないくらい辛い受験生生活でしたが絵の基礎を学ぶにはとても良い環境でした。

特にデッサンは教室に通った方が上達が速いと思います。なぜならデッサン上達への道は近道が無くて地味で苦しいからです。

よしだ
よしだ
デッサンを勉強しないと大学に受からない、という切羽詰まった状況だからデッサンの勉強を頑張っただけです。受験科目に無かったら絶対挫折していました。

オンラインデッサン教室のススメ

ストアカのデッサン教室

今はオンラインで気軽に受けれるデッサン教室もたくさんあるみたいです。私がオススメしたいのはストアカというサービスです。

ストアカは、教えたい人と学びたい人をリアルにつなぐまなびのマーケットです。
デッサンだけでなく、ビジネススキルから自分磨き、趣味の習い事まで、170以上のカテゴリーで楽しく学べる講座を53,000件以上掲載されています。

ストアカで人気がある講座

  • ビジネススキル系講座(Excelやプレゼンなど)
  • WEB・IT系講座(プログラミングやwebデザインなど)
  • 英語・語学系講座(TOEIC対策や英会話など)
  • 料理・グルメ系講座(おかずの作り置き・お菓子づくりなど)
  • 写真系講座(写真の撮り方、映像制作など)
ワン蔵
ワン蔵
でも、どんな先生に教わるんだろう…心配…
よしだ
よしだ
ストアカでは、ストアカの審査を通過したクオリティの高い先生しかいないから安心だよ! 東京藝術大学卒の先生や美大卒の先生もいるみたい。

【ストアカ】オススメのデッサン教室

スケッチ・デッサン 今話題!東京藝大卒講師による『デッサンの仕組みが一瞬でわかる講座』

スケッチ・デッサン 美大出身の作家が教える〜おとなのデッサン教室〜アトリエ125
ワン蔵
ワン蔵
ストアカ会員登録が無料なのが気楽でイイね!

まとめ

【まとめ】絵が上手くなる方法
  • 絵が上手くなるのに一番大切なのは観察力を身につける事
  • 一枚一枚完成させる
  • まずは全体を捉える。細かい描写は後で。
  • 質感表現をする事で絵のクオリティを上げる
  • 冷静に自分の作品を観察する
  • 美術解剖学は人体を描く時に非常に役立つ
  • 良い作品にたくさん触れる
  • YouTubeなどで絵が上手い人の手元を見る
  • 教室に通う

世の中には絵が上手い人が無限にいます。時折挫折しそうになる事もあるかもしれません。私も過去に何度嫌になったかわかりません。笑

でも絵は一生かけて上手くなろうと決めています。それくらい途方もないことなんですよね…

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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よしだ
よしだ
東京都在住 夫と娘(0歳)3人暮らし 2019年10月からストックイラスト始めました。 美大院(油絵専攻)修了後→美大非常勤講師→ソフトウェア開発会社→SEO会社(コンテンツ企画)→WEB制作会社 特技:絵を描く事、SEOライティング  これからストックを始めようとしている方、まだ始めて間もない方にこのブログが参考になれば嬉しいです!